会社情報

安全への取り組み

company

運輸安全マネジメントに関する取り組みについて

東濃鉄道株式会社では、社長以下全従業員が一丸となって、輸送の安全を確保する ため、以下の通り取り組みます。

2025年度経営指針

  • 職員一同が、「安全輸送が最大の使命である」という意識を強く持ち、全社を挙げて安全管理体制を構築します。
  • 事故防止の取り組みに終わりは無く、不断の努力により、安全最優先の企業風土を確立します。
  • 安全運行と真心のサービスを提供することにより、安心して利用できる公共交通機関として地域社会に貢献します。
  • 安全の確保には、社員の心身の健康が要件であり、急性な疾病による事故を未然に防止するための健康管理を徹底します。

1. 輸送の安全に関する基本的な方針 

  1. 安全輸送が当社の最大の使命であり、安全の確保を最優先します。
  2. 安全に関する現場の声を活かして安全確保に努めます。
  3. 輸送の安全に関する計画の策定、実行、確認及びこれに基づく改善(PDCA)を確実に実施し絶えず輸送の安全性向上に努めます。また、輸送の安全に関する情報については、積極的に公表します。

2. 輸送の安全に関する重点施策

  1. 輸送の安全確保が最も重要であるという意識を徹底し、関係法令及び安全管理規程に定められた事項を遵守します。
  2. 輸送の安全に関する要員確保及び必要な費用の支出や投資を積極的かつ効率的に行なうように努めます。
  3. 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し、これを的確に実施します。
  4. 輸送の安全に関する情報の連絡体制を確立し、必要な情報を迅速に伝達・共有
  5. 輸送の安全に関する内部監査を行い、必要な改善処置及び予防措置を講じます。

3. 輸送の安全に関する目標及び当該目標達成状況

(1) 2024年度目標の達成状況 

重点目標
自動車事故報告規則第2条に規定する重大事故 『0件』
有責事故21件以下を目標とする

評価
重大事故 0件 達成
人身事故 0件
健康起因 1件
路上故障 1件
未達(有責事故24件発生、前年比104.3%)

事故防止に向けた重点行動:3行動(発進・停車・後退)の切替時、一呼吸で安全意識の維持向上

  1. 交差点事故   :右左折時の危険予測と最徐行   ・・・・・・ 未達
  2. 車内事故    :全ての発車時、「3秒の車内確認」 ・・・・・・ 未達
  3. 後退事故    :後退手順の遵守(逆突)      ・・・・・・ 達成
  4. 固定物接触事故 :迷った時は止まる、見る、確かめる・・・・・・ 未達
  5. 未報告事案   :異常時には動きを止め速やかに営業所へ報告・・ 未達

(2) 2025年度重点目標

1. 年間事故件数
自動車事故報告規則第2条に規定する重大事故『ゼロ』・健康起因事故『ゼロ』
有責事故 21件以下を事故抑止目標とする

2.事故防止に向けた重点目標と達成のための安全重点施策
3行動(発進・停車・後退)の切り替え時 一呼吸で安全意識の維持・向上

短期目標
第1四半期 車内事故「ゼロ」 ・・・ 全ての発車時3秒の車内確認
第2四半期 交差点事故「ゼロ」 ・・・ 右左折時の危険予測と最徐行
第3四半期 固定物との接触事故「ゼロ」・・・ 三点交差(自車・他車・固定物)をつくらず自己の権利を放棄する
第4四半期 逆突事故「ゼロ」 ・・・ 後退時の窓開け、一呼吸後の行動
通年 未報告事案「ゼロ」 ・・・ 異常時には車を止めまず報告

4. 2025年度輸送の安全の確保に関する投資

  • 高速乗合バス(日野製)  新車 1両 導入
  • 小型乗合バス(ポンチョ) 新車 1両 導入
  • 高速乗合バス車両オーバーホール 1両
  • 乗合バス車両オーバーホール 1両
  • 乗合バスエンジンオーバーホール 1両
  • 健康診断、適性診断、脳MRI検査、SASスクリーニング検査・眼底、眼圧検査
  • 外部自動車安全運転研修への参加
  • 国土交通省が認定する機関による運輸安全マネジメント研修

5. 安全統括管理者

野田 昭宏(取締役営業本部長)

6. 安全管理規程


7. 輸送の安全に関する計画

(1) 安全に関する運動の展開

① 春の全国交通安全運動(4月6日~15日 10日間)
② 不正改造車を排除する運動(6月1日~30日 1ヶ月間)
③ 車内事故防止キャンペーン(7月1日~31日 1ヶ月間)
④ 夏の交通安全県民運動(7月11日~20日 10日間)
⑤ 飲酒運転防止月間(9月1日~30日 1ヶ月間)
⑥ 秋の全国交通安全運動(9月21日~30日 10日間)
⑦ 東鉄グループ安全運転推進運動(11月13日~30日 18日間)
⑧ 年末の交通安全県民運動(12月1日~10日 愛知県)(12月11日~20日 岐阜県)
⑨ 年末年始の輸送等に関する安全総点検(12月10日~翌年1月10日)

全国・県民の交通安全運動に参加し、安全運行の意識の向上を図ります。

(2) 安全に関する会議・委員会

① 事故防止委員会
経営トップ・本社スタッフ・全営業所長・組合役員で構成したメンバーで事故防止及び安全性向上に関する意見交換等を行い対策を講じます。(上記交通安全運動前に開催)
② 事故審議委員会
事故内容の分析と今後の事故防止対策を審議します(隔月1回 年6回開催)
③ 安全衛生委員会
事故審議会に合わせ、安全衛生に関する討議と意識の向上を図ります。(隔月1回 年6回開催)
④ 運行・整備管理者会議
本社運行管理担当と全営業所の運行・整備管理者との運行・整備管理及び指示の共有化と班長フォローアップを目的とした会議を行います。(年4回6月・9月・12月・3月開催)
⑤ 安全委員会
経営トップ、安全統括管理者、本社スタッフ、営業所長による運輸安全マネジメントの進捗状況及び営業所の課題に対してPDCAサイクルを回して継続的な改善を図りま(年3回4月・9月・12月開催)
⑥ 営業所内会議(班長会)
営業所長は、運行管理者及び乗務員班長とともに安全等に関する取り組み及び安全衛生に関わる討議を行い、意識の向上を図ります。(本社関係部署より参加し毎月開催)
⑦ 名鉄グループ東濃地域安全推進会議
輸送の安全に関し、グループ会社と密接に協力し、一丸となって安全性向上に努めます。(年3回5月・10月・3月開催)

(3) 安全運行を目的とした巡視及び指導

① 経営トップによる営業所巡視
交通安全運動期間中に実施します。
② 営業所巡回指導
安全統括管理者及び本社スタッフ・組合役員による各営業所への巡視により乗務員への指導・コミュニケーションを図ります。
③ 添乗指導制度
単独乗務1年未満の運転士及び有責事故者を対象として、添乗指導及びドライブレコーダーの映像を活用した個人指導を実施し、再発防止を徹底します。
④ 交通安全運動期間中の立会い指導
交通安全運動期間中の点呼の立会いと、主要駅での街頭指導及び指定交差点にて安全意識向上のための立哨活動の実施します。
⑤ ヒヤリ・ハットと事故事例及び危険個所の情報収集
事故防止に活用し、情報の共有化を図ります。
⑥ デジタコ・ドラレコを活用した安全運転指導
定期的にデジタコ・ドラレコによる全運転士への安全運転指導を行います。
⑦ 重大事故及び感染症による非常事態時の対応
事故、バスジャック、感染症等など非常時対応の訓練と連絡体制の確認を行います。
⑧ 周知カードによる安全意識の徹底
安全周知カ-ドを携行させ、運輸安全マネジメント及び事故防止の取り組みの周知徹底を図ります。
⑨ 要望・クレームへの的確な対応
利用者からの安全やサービスに対する意見を正確に把握し、改善を図ります。
⑩ 運転免許証期限切れと免許証不携帯防止策
免許証リーダーによる免許証内容の確認(点呼時)とネックホルダー及びポケットホルダーを活用した免許証所持の確認を行います。
⑪ 反社会的行為の防止
飲酒運転の根絶、薬物乱用等の反社会的行為防止のための徹底した指導教育を行います。
⑫ 健康診断の管理の徹底と安全運転に関わる環境改善
健康管理のチェック、2次検診の受診の徹底と追跡調査の実施と安全に運行するための環境改善を図ります。

8. 輸送の安全に関する教育及び研修の計画

(1)   乗務員研修

① 運転士集合教育
安全に関する年度方針の浸透や事故防止のためドライブレコーダー映像を活用した座学教育を計画的に実施し、安全レベル向上を図ります
② 新人運転士教育
採用時と単独乗務時に就業規則・接遇・運転者の行動マニュアル・CS運動などの教育を実施します。
③ 経験3年未満運転士研修
業務内容の振り返りと運転技術の向上を目的とした研修を実施します。
④ 有責事故惹起者研修
有責事故惹起者全員を対象に事故日翌月に研修を実施します。
⑤ 安全運転研修
指導運転士・乗務員及び事故惹起者を外部研修に派遣し安全運転教育を実施します。
⑥ 安全意識のアンケートの実施
全乗務員を対象に交通安全に対する安全意識の調査を実施します。
⑦ 救命救急講習
従業員を対象にバス車内等で状況に応じた救命救急の「AED」講習を実施します。
⑧ ストレスチェックの実施
全従業員にストレスの調査を実施します。

(2)  管理者研修

① 運行管理者研修
外部運行管理者講習へ参加させます。
② 内勤者講習
助役を対象に社内外の講師による教育を実施し、関係法令や現場対応力の習得と向上に努めていきます。
③ 運行管理者及び整備管理者による各会議を実施し、情報の収集と共有に努めていきます。
・運行管理者会議年4回 ・整備管理者会議年2回

9. 輸送の安全に関する組織体制及び指揮命令系統


10. 事故災害等に関する報告連絡体制


11. 輸送の安全に関する内部監査及びフォローアップ監査の実施

内部監査
内部監査室による内部監査及びフォローアップ監査の実施



年度 2024年度(実施) 2025年度(予定)
監査目的 運輸安全マネジメント体制等の確認
実施日 2024年9月17日~19日・2025年2月17日 2025年7月・12月実施
監査部署  本社・多治見営業所・可児営業所・恵那営業所・小牧営業所

一般財団法人 日本品質保証機構による内部監査及びフォローアップ監査の実施



年度 2024年度(実施) 2025年度(予定)
監査目的 運輸安全マネジメント体制等の確認
実施日 2024年7月・12月(総評)2025年1月27日  2025年7月・12月実施
監査部署  本社・多治見営業所・可児営業所・恵那営業所・小牧営業所

12.  事業用自動車の運転者、運行管理者、整備管理者に係る情報

〈2025年3月31日現在〉
運転者141名(嘱託運転者含む)
運行管理者16名、運行管理補助者27名(内兼任運転者8名、本社兼任5名)
整備管理者4名、整備管理補助者46名(内兼任運転者15名、本社兼任4名)

13. 事業用自動車に係る情報

〈2025年3月31日現在〉
保有車両108両(貸切16両、乗合92両(高速車両17両含む)
任意保険の加入状況:対人賠償・対物賠償無制限

その他の安全への取り組み